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概要:米サンフランシスコ連銀のデーリー総裁は、米国経済が新型コロナウイルスによる打撃から公平かつ持続的な方法で回復するためには、さらなる財政投資が必要だと指摘した。ナショナル・プレス・クラブでの15日のオンラインイベントに向けた講演テキストで述べた。
米サンフランシスコ連銀のデーリー総裁は、米国経済が新型コロナウイルスによる打撃から公平かつ持続的な方法で回復するためには、さらなる財政投資が必要だと指摘した。ナショナル・プレス・クラブでの15日のオンラインイベントに向けた講演テキストで述べた。
デーリー総裁
フォトグラファー:David Paul Morris / Bloomberg
同総裁は「財政政策立案者が米経済の将来に向けた持続的投資を約束することも必要だ」とし、「その必要性は危機以前から明らかだったが、今では一段と鮮明になっている」と語った。
さらに「現在、わが国では誰もが成功するチャンスを同じように得ているわけではない。それは努力が足りないからではなく、機会がないからだ」と指摘。「私たちのシステムは、意図したかどうかに関わらず、そのように設定されている。しかし、これを受け入れる必要はない」と述べた。
米金当局者は先の連邦公開市場委員会(FOMC)で、2022年までゼロ金利政策を維持する方針を示唆した。デーリー総裁は「現在の極めて緩和的な金融政策スタンスは、経済が新型コロナによる打撃で失ったものをおおむね回復するまで続く」と予想していると語った。
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