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インド、ダス中銀総裁の再任発表 市場は歓迎
요약：［ムンバイ ２９日 ロイター］ - インド政府は、インド準備銀行（中央銀行）のシャクティカンタ・ダス総裁が再任されたと発表した。任期は３年となる。 内閣の任命委員会が２８日に承認した。 ダス氏は２
［ムンバイ ２９日 ロイター］ - インド政府は、インド準備銀行（中央銀行）のシャクティカンタ・ダス総裁が再任されたと発表した。任期は３年となる。
内閣の任命委員会が２８日に承認した。
ダス氏は２０１８年１２月に中銀総裁に就任した。それ以前は財務次官を務めていた。
中銀は新型コロナウイルスのパンデミック（世界的大流行）の打撃を受けた景気を下支えするため、政策金利を過去最低水準に引き下げ、金融システムに大量の資金を供給した。
市場が超金融緩和の解除に備える中、中銀トップの安定性は極めて重要と考えられている。
ダス氏は透明性の向上と直接対話を重視しており、同氏の下で中銀は市場と積極的に対話する方針を取ってきた。
バークレイズのエコノミスト、ラーフル・バヨリア氏はリポートでダス氏の再任について、政府の「継続的な信頼」の表れとの見方を示した。
「新型コロナ危機の間、ダス氏の下で中銀が中心となって経済を支えた。財政政策は補助的な役割だった。再任は中銀の政策スタンスに対する信任の証でもある」と指摘した。
０６００ＧＭＴ時点で通貨ルピーは１ドル＝７４．７４／７５ルピーと前日終値の７４．９２ルピーから上昇している。１０年債利回りは６．３７％で横ばいとなっている。
市場が超緩和的な金融政策からの転換に備える中で、中銀指導部の安定性と継続性が重要と市場関係者は指摘している。
バヨリア氏は成長に焦点を当てている間、中銀が比較的ハト派的なスタンスを取ると予想した。
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