大型ハリケーン「アイダ」の被害からの復旧作業がなお続く米メキシコ湾岸に、熱帯低気圧「ニコラス」が接近していることで、英蘭石油メジャーのロイヤル・ダッチ・シェルは13日、原油生産施設から従業員の退避を開始した。
米国立ハリケーンセンター(NHC)は、熱帯低気圧「ニコラス」が13日夜にテキサス州中央部の沿岸地域に上陸するという最新の予報を発表した。
米気象当局によると、ハリケーン「アイダ」は5段階のうち2番目に強い「カテゴリー4」に発達し、ルイジアナ州南部のフォーチョン港近くに上陸した。最大風速67メートルの強力なハリケーンで、米国の主要石油ターミナルの操業に影響が出ている。