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概要:「デジタルの大規模イベント」はいまや当たり前になった。だが、ふと見回せば、オンライン化したことは成功ばかりではない。むしろ、明確な成功と失敗に分かれている。アドビの事例から、いま運営側が得たノウハウは何かを担当者の声から読み解く。
Adobe MAX 2019の様子。リアルイベントだからこその「ライブ感がもつ価値」とは何か、をオンラインイベントでは問い直すことになる。
撮影:小林優多郎
イベントを仕掛ける多くの企業の担当者が気になる「コスト」についても、アマド氏はヒントを語った。
「具体的な額や詳細に関しては言えないが、昨年のリアルイベントに比べてトータルコストは減っている。その最大の要因は、リアルイベントでは必要になるフードやドリンク、会場やホテルの利用利金などの物理コストがなくなっているからだ」(アマド氏)
前述のとおり、2019年までのAdobe MAXはフルカンファレンスで参加費が数千ドルという高価な有料イベントだった。
今回は「無料」なので、全体収支上の直接比較はできないが、より少ないコストで同社のフラッグシップ製品である「Creative Cloud」のプロモーションができたのなら、アドビとしても満足度は高いだろう。
「今年のデジタルイベントでは、とにかく2つの事に注力してきた。1つは何よりも“イベントをデジタルであっても続ける”という継続性であり、2つめが“デジタルならではの、より良い体験”だ。
前者に関してはかなりの事が実現できたと考えているので、来年もこの状況が続きデジタルイベントであるとするならば、来年はもっと素晴らしい体験を顧客に提供できる」(アマド氏)
来年は。訪問者数200万人、登録者数60万人を上回る参加者を集めるためにどんな施策を打ってくるのか。
いま、アドビのイベントは同社の顧客だけでなく、コンベンション界隈からも大きな注目を集めるイベントとなりつつあると感じる出来事だ。
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編集部より:初出時、イベント期間を72時間としておりましたが、正しくは56時間です。お詫びして訂正致します 2020年11月30日 10:45
(文・笠原一輝)
笠原一輝:フリーランスのテクニカルライター。CPU、GPU、SoCなどのコンピューティング系の半導体を取材して世界を回っている。PCやスマートフォン、ADAS/自動運転などの半導体を利用したアプリケーションもプラットフォームの観点から見た記事を執筆することが多い。
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