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英・ＥＵの通商交渉、10月が正念場になる－バルニエ氏
概要：英国と欧州連合（ＥＵ）の通商協定交渉は、合意書の草案とりまとめを目指してＥＵ首脳会議が開かれる10月に、「決定的瞬間」を迎えるだろうとバルニエＥＵ首席交渉官は述べた。
英国と欧州連合（ＥＵ）の通商協定交渉は、合意書の草案とりまとめを目指してＥＵ首脳会議が開かれる10月に、「決定的瞬間」を迎えるだろうとバルニエＥＵ首席交渉官は述べた。
バルニエ氏は24日、欧州政策センターのビデオ会議で、10月のＥＵ首脳会議で合意が成立すれば、英国の離脱移行期間が終了する今年末までに批准するための時間が加盟各国に与えられると述べた。
交渉はほとんど進展していないものの、合意は依然可能だとも同氏は発言。交渉を動かすには、英国が昨年末に合意した拘束力のない政治宣言での約束を「その精神および内容において」守る必要があると述べた。
双方は来週29日から新たな交渉ラウンドに入る。
特定の分野で関税と輸入割り当てを受け入れる代わり、公平な競争条件の一部を回避できるような案であれば、英政府は受け入れる可能性があるとの示唆がロンドンでは広く認識されている。バルニエ氏は頭からこれに反対しなかったが、決定打にはならないだろうとの見方を示し、「ＥＵは引き続き、公平な競争条件がしっかりと保証されることを求める。公平な競争条件は売り物ではない」と断言した。
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