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概要:5月の米雇用統計が分かりにくいとしたら、6月の統計はさらに混乱をもたらすものかもしれない。
A customer wears a protective mask while carrying groceries outside a Whole Foods Market Inc. location in the Brooklyn Borough of New York, U.S., on Wednesday, April 15, 2020. New York City may lose a half-million jobs and run about $10 billion short on tax revenue through mid-2021 because of the coronavirus outbreak, the city's Independent Budget Office estimated.
Photographer: Stephanie Keith/Bloomberg
Photographer: Stephanie Keith/Bloomberg
5月の米雇用統計が分かりにくいとしたら、6月の統計はさらに混乱をもたらすものかもしれない。
新型コロナウイルス感染拡大で3月以降、公式の失業率が実態より控えめな数字と見受けられる結果を招いているデータ収集の問題について、米労働統計局(BLS)は解決するため追加措置を講じている。
ただ、1つの問題が是正されても別の問題が生じる可能性がある。公式の6月の失業率は5月の数値との比較が厄介となるだろう。また、失業者が適切に数えられるのであれば、エコノミストの多くが予想するように6月に実際に失業が減ったとしても、公式失業率は前月から上昇する可能性がある。
Rate of Confusion
Unemployment rate has understated reality due to data-collection errors
Source: U.S. Bureau of Labor Statistics
BLSによれば、5月の公式失業率は13.3%と、前月の14.7%から予想外に低下したが、データのエラーを調整すると16.4%となるという。その原因は調査回答者による質問の誤解や、調査員が多くの人々を一時レイオフされて失業中と適切に分類しなかったことにある。その代わりに多くの労働者は、感染拡大を反映すると想定される他の理由によって就業していないものの、被雇用者と分類されたと見受けられる。
公式失業率はアフリカ系米国人や白人、ヒスパニック系、アジア系など様々な人口統計グループにおいて全て実態より小さい数字となった可能性が高い。BLSによると、4月の失業率はこうしたエラーを調整すると19.5%だったという。
深刻な混乱
このため、6月にデータ問題が解決され、何百万人もの労働者が被雇用者から失業者に分類し直された場合、労働市場は実際には改善していても公式失業率は、6月は例えば15%となって、13.3%だった5月から情勢が悪化したとの印象を与えかねない。より適切に比較するなら、5月の失業率はBLSの調整後の16.4%かもしれない。
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